【教養2次】教養区分2次試験のイロハ

目次

1.はじめに
2.2次試験は3種類
2-1.全体の流れ
2-2.企画提案試験
①概要
②特徴
③対策
2-3.人物試験
①概要
②特徴
③対策
2-4.政策課題討議試験
①概要
②特徴
③対策
3.最後に


1.はじめに

先日、教養区分1次試験の合格発表がありました。
合格された皆様、おめでとうございます!
そんな中、「2次試験対策何すればいいの!?」という方も多いのではないでしょうか。
今日は2次試験の概要について簡単に説明していきたいと思います。

2.2次試験は3種類

教養区分の2次試験は、全部で3種類の試験で構成されています。
①企画提案試験
②人物試験
③政策課題討議試験です。
まずは、全体の流れとそれぞれの試験の特徴についてお話します。

2-1.全体の流れ

教養区分の2次試験は、連続した(平日)2日間で行われます。
そして1日目が企画提案試験、2日間が人物試験と政策課題討議試験です。
大体のスケジュールは以下のような形になっています。

日時試験項目内容
1日目午前企画提案与えられた資料を読み、小論文(レジュメ)を書く
1日目午後企画提案政策のプレゼン&質疑応答
2日目午前人物試験(※)面接
2日目午後政策課題討議(※)グループディスカッション

※2日目における人物試験と政策課題討議の順番は、人によって異なります。午前中が人物試験の方もいれば、午後の方もいます。

ちなみに、順番にもよりますがこれらの時間のほとんどが待機時間です。
筆者は人生の中でも5本の指に入る虚無な時間だと感じました。
これについては、また別の記事でご紹介したいと思います 。

それでは続いて、各試験の詳細についてお話します。

0

2-2.企画提案試験

①概要

企画提案とは、与えられたテーマに沿った政策を自分で立案し、面接官に対してプレゼンを行ったうえで、質疑応答するといったものです。俗に「政策プレゼン」などと呼ばれたりします。
このテーマというのは、「ある年のある省の白書の、ある章のこと」です。1次試験の合格発表日に発表され、例えば2019年度は「H29年の文部科学省の第1章」が指定されました。

②特徴

この試験に特徴的なのは、プレゼンための準備として小論文(レジュメ)を執筆することです。自分が考えた政策を、A4裏表の紙に約1,000~1,200字で記入し、それを基に面接官に対してプレゼンを行います。
そのため、このレジュメの構成や読みやすさが大きなカギを握ります。
もちろん、続く質疑応答できちんと論理的に答えることができるかも重要です。

③対策法

対策法としては、以下があげられると思います。

  • 与えられたテーマに関する本や新聞記事を読み込み、その問題に関する理想状態・現状・原因を理解する。
  • 上記の理想状態・現状・原因が串刺しになった政策案を作成し、レジュメの構成を考える。
  • レジュメを基にプレゼンや質疑応答の練習を行う。この際、できれば友人や教授、先輩などの指導があることが望ましい。

詳しいことについては、後々執筆する記事をご参照ください。

paper

2-3.人物試験

①概要

人物試験とは、いわゆる面接のことです。
職員の方3人と約20分間質疑応答を繰り返しながら、自分が学生時代に力を入れたことや、なぜ国家公務員を志望しているか等についてアピールします。

②特徴

この試験に特徴的なのは、事前に記入した面接カードに沿って面接が進行していく点です。これは1次試験の合格発表日にテンプレートが公開され、ざっくり①学業で力を入れたこと②学生時代に力を入れたこと③公務員の志望理由の3つの質問で構成されています。
基本的にこの面接カードに書かれていないことは、あまり聞かれません(もちろん面接官にもよります)。そのため、いかに面接カードを書き込むか、そしてそれに基づいてうまく話せるかがポイントとなります。

③対策法

対策法としては、第三者に対して面接練習を繰り返すことです。この時相手が必ずしも国家公務員試験に知見を持つ方である必要はありません。他の人が聞いて納得できるか、質問に対してきちんと答えられるかという点が重要です。

💡詳しくはこちらの記事をどうぞ!

2-4.政策課題討議試験

①概要

政策課題討議試験とは、ランダムに指定された6人が1組になり、政策に関するディスカッションを行う試験のことです。俗に「グルディス(グループディスカッション)」と呼ばれます。
ある特定の社会課題に対し、「あなたはAとB、どちらの方向性に賛同するか」という二者択一形式で、自由に立場を選択することができます。
問題は試験本番までわからず、例年全く異なる分野から出題されているため、予想することは非常に困難です。その代わり、前提知識となる資料が問題文に付属しており、知識量による差が出ないように配慮されています。
またディスカッション自体の長さは45分と平均的なのですが、後述するレジュメ執筆の時間などがあるため、全体では1時間を超す長さになります。

②特徴

政策課題討議試験の特徴は大きく2つあります。
1つ目は、レジュメの記入です。問題が配られた後に、A4白紙表面に自分の意見を記入してレジュメとして用います。これは1度回収された後に全員分コピーして配られ、全員の手元に全員分のレジュメがいきわたった状態で、試験が開始されます。そのため、このレジュメの構成やわかりやすさがとても重要です。
2つ目は、班として1つの結論を出すことが求められているのではないという点です。民間企業のグルディスなどでは、AかBの選択肢のどちらかに議論が帰着することが求められることが一般的ですが、政策課題討議試験は異なります。それよりも、ディスカッションを通じてどのような立ち振る舞いをしたか、そしてその前後で自分の意見がどう変わったか、視野がどう広がったかに着目されています。そのため、グルディスの終了後には1人1分で振り返りを言う時間があり、そこで各人が自分の意見の変容や気づきについて述べます。

③対策

かなり特殊な形の試験なので、頑張って人数を集めて実際にディスカッションをしてみるのがいいと思います。筆者は自力では不安だったので、伊藤塾の教養2次対策用の単発講座に申し込んでいました(正直受講してもしなくても変わらなかったと思います)。
カスミでもオンラインでできるイベントを開催しているので、よかったらご覧ください。

また政策課題討議試験の詳細については、後々執筆する記事をご参照ください。

💡カスミのイベントの詳細・お申込みはコチラ👇

3.最後に

ここまでざっと、教養区分2次試験についてお話してきました。
かなり特殊な形の試験で、情報がないとなかなか対策が難しいと思います。
カスミでは皆さんの疑問にできる限り答えていく予定なので、質問や記事のリクエスト等がありましたら、質問箱までお願いいたします!

💡カスミの質問箱

この記事を書いた人

ぐしふぁ
ぐしふぁ
都内大学文系4年生。座右の銘は「鉄は熱いうちに打て」、目標は「有言実行」。初稿から締め切りを全く守れていない。

新着記事