【経済区分】専門試験の直前期はどう過ごす?

しろたん
試験対策専門区分

はじめに

国家公務員の春の専門試験まで、あと1か月となりました。
そこで、専門区分の試験に向けて直前期の勉強してる方や、受験するかどうか悩んでいる方の参考になるよう、実際に専門区分の試験に合格した方へのインタビュー記事を執筆しました。

今回は、経済区分で合格したMさん(仮名)にインタビューしました。

目次

はじめに
Mさんの基本情報
スケジュール
一次試験勉強法
二次試験勉強法
最後に
インタビューを通じて

Mさんの基本情報

大学:国立大学経済学部
選択科目(択一):経済史、経済事情、国際経済学、経営学
選択科目(記述):財政学と経済政策
受験勉強開始時期:4年生の4月(公務員試験対策を本格的に開始した時期、基本的には学部の勉強で対応)
予備校の利用:無
教養区分の受験:有

—— 本日はよろしくお願いします。まず初めに、簡単なプロフィールと内定までのスケジュールについて伺ってもよろしいでしょうか?

Mさん…関東の国立大学の経済学部の4年生です。経済区分で合格し、官庁訪問を経て内定を頂きました。来年からは中央省庁で働く予定です。
経済区分の勉強自体を始めたのは、4年の4月からです。ただ、学部の勉強には力を入れていたので公務員試験に向けて切り替えたのがこの時期になります。教養区分は受験しましたが、十分な準備ができないままの受験となり、一次試験で落ちてしまいました。

スケジュール

——専門試験対策はどのようなスケジュールで進めていましたか。

Mさん…専門知識の方はミクロ・マクロ経済学、経済理論は二次試験でも使うので、その科目を始めに取り組みました。その3科目が出来てから、試験直前の数日で経済史や経済学などの暗記科目を詰め込むようにしました。

一次試験勉強法

—— ありがとうございます。次に、具体的な勉強法や、予備校の有無などについて教えていただければと思います。まずは一次試験について教えて下さい。

Mさん…はい、公務員試験対策は直前から始めたので予備校には通っていなかったです。
一次試験については、択一はまず学部のテキストを軽く復習したのですが、問題集を見て学部のテキストほど難しくないと感じたので、スー過去などの公務員試験用の問題集で対策を主にしていました。統計は捨てていたのであまり対策はしませんでした。
勉強法としては、まず問題集の最初の教科書的な解説を読んで軽くインプットしたあと、すぐ問題演習をしていました。 選択科目は学部である程度やってる科目から、経済史、経済事情、国際経済学、経営学を選びました。

二次試験勉強法

—— 二次試験の対策についてもお聞きしたいです。人事院面接はどのように対策しましたか?

Mさん…面接カードは書いていたものの、面接練習などは時間的に準備があまり出来ず、民間就活での面接経験を生かして挑みました。
他にもツテを頼って面接練習などをしているコミュニティに入れてもらい、そこで添削等も含め面接対策をしていました。また、民間就活での面接経験やその際に行った自己分析を活かしました。いろんな業界を見たことで、官庁訪問でも話せる話題が増えたように思います。
受かっているかわからないなかで官庁訪問対策をすることが、なかなかメンタル的に厳しかったです。人事院面接は配点も高く逆転が可能なので、もし筆記の試験がギリギリだと思ったら、人物試験対策にも力を入れることをおすすめします。

—— 記述対策についても教えてください。

Mさん…選択科目は財政学と経済政策で対策をしていました。
公共政策は、勉強の方法がわからなかったので対策をしていなかったのですが、試験本番では出された経済政策の問題がわからなかったので、公共政策を急遽選びました。

—— 試験直前にはどれくらい勉強していましましたか?

Mさん…それまでは1日5〜6時間勉強をしていましたが、試験対策を始めてからは10時間程度勉強していました。今考えると、もう少し早くから勉強をしておけばよかったかなと思っています。

最後に

——最後に、記事を読んでる方々に、今から何をするべきかと、メッセージをお願いします!

Mさん…経済区分は、数学が得意な人であれば、一番ハードルが低いと思います。今からでも受かると思いますので、諦めずに頑張ってください。
私は数学が苦手だったのですが、数学が苦手だとハードルは上がると思います。その場合、かなり勉強をしないといけないとは思います。より戦略的に対策をするべきだと思います。

—— 本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

インタビューを通じて

今回は経済区分で合格したMさんにインタビューして、実際の勉強法やスケジュール管理などについてお聞きすることができました。
専門区分の試験まであと少しですが、この記事を読んでくださった皆様のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人

しろたん
しろたん
都内大学法学部。早起きできるようになりたい。得意技は「おおごえでさけぶ」。

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