【教養2次】企画提案試験の対策法【概論】

ぐしふぁ
試験対策教養区分

1.はじめに
2.評価されているところは何か
3.政策立案の方法
⓪理想状態の設定
①現状把握
②対象の選択
③問題の原因の分析
④政策立案
4.最後に

1.はじめに

先日Twitterでアンケートを取った際、最も不安の声が多かったのが企画提案試験でした。そこで今回は、企画提案試験の対策法について、筆者個人の経験を基にお伝えしたいと思います。

2.評価されているところは何か

まず、企画提案試験で何を評価されているのかについて確認したいと思います。
この試験では基本的に、テーマの分野の細かい知識は問われていません。
それよりも、ロジックの一貫性が重視されています。政策の対象・彼らが抱える問題・その原因・そしてそれに対する解決策(政策)がきちんと一本串になっているか、そしてそれをきちんと説明できるかどうかが重要です。そのため、細かい数字や法律の名前の暗記に時間を割こうとせず、まずはテーマの分野の概観を掴み、そこから視点を狭めていくようにしましょう。
また、現行政策と同調する必要はありません。ただこれも上と同じく、きちんとそのロジックを説明できることが前提となってきます。ただ現状を否定するのではなく、他人が聞いて納得できる論理性を持つようにしましょう。

3.政策立案の方法

続いて、政策立案の具体的な方法について説明したいと思います。この方法についても、いろんな方がいろんな方法を紹介していると思うので、自分がいいと思ったものを参考にしてみて下さい。

私の場合は、大まかに以下のような手順で政策立案を進めていきました。

⓪理想状態の設定テーマ分野においてどのような状態が理想か考える
①現状把握テーマ分野にどんな人・団体が関わっているのか、そしてどのような問題が生じているのかについて調べる
対象の選択必要であれば、誰のどんな問題に着目するのか絞る
問題の原因の分析なぜその問題が生じているのか、解決できないのかを考える
政策立案問題の原因を解消できるような政策を考える

ここから、⓪から④のそれぞれについて具体的な方法をご紹介します。

⓪理想状態の設定

理想状態とは、「こういう社会になるべき」というビジョンのことです。これは100人100通りの考え方があり、また上述のように現行政策に同調する必要はありません。①の現状把握と並行して知識をインプットしつつ、自分がどのような社会にしたいのかというイメージを明文化していきます。

①現状把握

現状分析では、テーマ分野にどんな人・団体が関わっているのか、そしてどのような問題が生じているのかについて調べます。思いつく限り広く深く、様々な視点から膨大な情報量を得てストックしていきます。その過程で自分の思う理想状態が変化することもあると思うので、適宜立ちかえってアップグレードしましょう。

②対象の選択

必要であれば、現状分析で調べた様々な人や団体と彼らが抱える問題のうち、「この人(団体)のこんな問題に着目する」というところを絞りましょう。政策を考えるとき、より明確な対象の、明確な問題に着目したほうが、質が高い立案が可能です。

③問題の原因の分析

このフェーズでは、現状把握の際に着目した問題の原因は何か考えます。これも、現状把握と並行して行うのがよいでしょう。色々なソースにあたり、まとめていきます。
またこれは、全行程の中で最も重要な段階と言っても過言ではありません。ここでとんちんかんな原因を挙げてしまうと、その後に作る政策も問題の本質からずれた、とんちんかんなものになってしまいます。
時間がかかってもいいので、ゆっくり丁寧に分析しましょう。

④政策立案

いよいよ最後の政策立案です。
私は国の政策は大きく5分類できると考え、この中から③で特定した問題の原因の解決に適切な手法を選んでしました。

  • お金をあげる(補助金・減税措置など)
  • お金をとる(課税など)
  • 認証する(○○マークなど)
  • 公表する(企業名公開など)
  • ノウハウを共有する(優良例の共有など)

またこのとき気を付けるべきポイントは、以下の3つです。

  • この政策を実行したら⓪理想状態を達成できるようになっているか
  • この政策は明確な対象の明確な問題に着目しているか
  • この政策は④原因を確実に解決しているか

これらを総合すると、すなわち「理想状態・問題・その原因が1本串になった政策案をつくる」ということになります。

4.最後に

ここまで、政策立案の概論に触れてきました。次回の記事では、満点解答の例と、⓪~④のステップにおいて具体的にどのような作業を行ったのかについて説明したいと思います!

この記事を書いた人

ぐしふぁ
ぐしふぁ
都内大学文系4年生。座右の銘は「鉄は熱いうちに打て」、目標は「有言実行」。初稿から締め切りを全く守れていない。

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